ある時、ふと『私』は気がついた。
「何故13世紀初頭を舞台にしたのだろう...」
と。
そうなのだ。
事実、
『私』には、
歴史を語る程の知識も、
浪漫を堪能する情熱も、
このように複記述的に文をしたためる力も、
持ち合わせてはいなかったのである。
『私』が持っているもの...
「それは何だ?(あと南原の番組は何故「ナンダ」で企画が通ったのだ?)」
と、
『私』はワイシャツと部屋で、
iMacの前で四苦八苦していた。
五臓六腑が破裂する程、
悩み。苦しみ。
深く考える。
筈は...
毛頭無く、
ただ「ヌーベル・バーグ」という新しいハンバーグの案を
【びっくり・ドンキー】へ提供するべきか、はたまた
【ハングリータイガー】へ提供するべきか 、
悩み。苦しみ。
いずれそれらは憎しみへと変わり、
気がつく頃には、
からすみのパスタを食べたくなっていたのだった。
そんな無意味な試行錯誤を、
企み。含み笑い。
捕らぬ狸の皮算用ドリルがぐるぐる・ぐるぐると、
『私』の大脳新皮質をスパイラル状に削っている。
「かつおぶしみたいだなぁ。」
と、その時だった。
急にiMacの電源が落ち、
オドオドこと『私』が直ちに再四苦八苦していると、
部屋の扉が開いた。
そして、
信じられない程の後光...
を放ちそうな神様or浮浪者。
のような髭をした男がスライディングで部屋に入り込むやいなや、
その剛毛生えわたるゴツゴツとした手でワイシャツと『私』をおもむろに摑んだ。
男は後に語る。
「やはり女子は男物のワイシャツに限りますなぁ!」
そう、
これが『私』とGAMAちゃんとの出会いだった。
